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円錐角膜

円錐角膜とは

黒目の中心部分が薄くなり、角膜が前方に円錐状に突出する進行性の病気です。思春期から青年期に発症し、両眼性であることが多いです。視力の低下をきたし、やがて眼鏡での矯正が難しくなります。著しく進行し、合併症などを起こす場合は角膜移植が必要となることもあります。

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正常角膜

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前方に突出した角膜

円錐角膜になる原因

原因不明の病気であり、遺伝性と言われていますが定かではありません。アトピー性皮膚炎やアレルギー性疾患の合併が多いことから、アレルギーとの関連も指摘されています。また、擦ることなどが増悪因子として疑われています。国が難病に指定している疾患です。

円錐角膜の症状

角膜の変形による乱視や視力低下が主な症状で、進行してくると眼鏡では矯正出来ません。また角膜の突出が強くなると角膜内のデスメ膜が破裂することがあります。デスメ膜が破裂すると角膜内に水が溜まり、角膜が突然白く濁る急性水腫を発症し著しい視力の低下を起こすことがあります。

円錐角膜の診断

  1. 視力検査(裸眼視力、矯正視力)
  2. 屈折検査(角膜乱視度数など)
  3. 角膜形状解析検査(角膜前後面の形状、角膜厚、角膜の突出の範囲と位置)
  4. 細隙灯顕微鏡検査

円錐角膜の治療法

極めて進行した円錐角膜以外は、ハードコンタクトレンズにより治療が可能であり、ほとんどの方はコンタクトレンズによる治療が適応されます。ハードコンタクトレンズによる治療は、円錐に突出した角膜に対しフラットなカーブのコンタクトレンズを乗せることで(写真①、②)、物理的に前方への突出を防ぐ効果があります。また眼鏡では矯正困難な視力の矯正も可能となります。しかし、進行してくると突出した角膜にコンタクトレンズが乗らず落ちてしまうことや、突出部とコンタクトレンズが擦れることによる痛みを生じ、装用が困難となるケースもあります(写真③)。そのような場合には円錐角膜専用の特殊レンズを使用する場合や(写真④)、角膜とハードコンタクトレンズの間にソフトコンタクトレンズを乗せるピギーバック法を行う場合もあります。また、近年は薬剤と紫外線を使って角膜のコラーゲンを強化する角膜クロスリンキングという治療法や角膜内リング挿入術(ICR)などの新しい治療もあります。現状ではハードコンタクトレンズの装用が治療の第一選択となります。

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 写真① 軽度円錐角膜にハードコンタクトレンズ装用したところ
(パラレルフィット)

 

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 写真② 中度円錐角膜にハードコンタクトレンズ装用したところ
(3点接触法)



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写真③ 重度円錐角膜にハードコンタクトレンズ装用したところ(2点接触法)
中央の突出部がコンタクトレンズに擦れている

 

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写真④ 重度円錐角膜にハードコンタクトレンズ装用したところ
(円錐角膜専用コンタクトレンズを装用)

こんな症状がありませんか

  • 若いのに視力が低い
  • メガネの度数変化(合わなくなるのが)が早い
  • 左右の見え方の差が大きい
  • 乱視が強い
  • 家族に円錐角膜の人が居る
  • ソフトコンタクトレンズで視力が出ない
  • アトピー、花粉症、喘息、目を擦るくせがある

上記の中に当てはまる症状がありましたら、早めに円錐角膜の精密検査を受けることをおすすめします。また、当院では重度の円錐角膜によりハードコンタクトレンズの装用が困難な場合や更に専門的な診断をご希望の方に対し、道玄坂糸井眼科クリニック(東京都)糸井素純先生をご紹介させて頂くことも可能です。お気軽にお問い合わせください。


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