ボツリヌス療法(ボトックス注射)
現在眼瞼けいれんに対し主流の治療方法です。けいれんしているまぶたの筋肉にA型ボツリヌス毒素製剤(ボトックス)を注射します。けいれんの原因になっている神経の働きを抑え、筋肉の緊張を和らげることで症状が軽快します。効果には個人差がありますが、1回の注射による効果の持続期間は約3~4ヶ月です。そのため効果が無くなるたびに再投与が必要となります。まれにまぶたが閉じにくくなるなどの副作用が発生する場合もありますので、主治医の説明をよく聞いたうえで治療を受けていただきます。
また、「毒素」といっても中毒や感染などの危険性のない薬剤ですので安心して治療をお受けいただけます。眼瞼けいれんの治療に使用する薬剤は少量ですので体への負担も少なく、治療時間も短時間ですので通院で受けていただくことが可能です。
費用は3割負担の方で約1万3000円程(診療費別)です。